2024.04.30 BIPROGY、3月期連結は増収増益 旺盛なDX需要で

 BIPROGYの2024年3月期連結決算は、DX(デジタルトランスフォーメーション)投資への旺盛な需要により、売上収益が全てのセグメントで増収となった。営業利益は、増収に伴う売上総利益増加が販売管理費を吸収し増益。利益率も向上した。営業増益に加え、賃上げ促進税制適用を含む法人税減税により、当期純利益も増益となった。

 システムサービスは、サービス業などを中心に幅広い業種でDX投資需要が活況となり、増収増益。不採算案件(約8億円)があったものの高採算案件の増加、生産性の向上により、収益性は向上した。アウトソーシングは、他社クラウドサービスやサービス型ビジネスの増加などにより増収となったがコスト増加で減益。ソフトウエアは、中小型案件の増加や採算性の向上もあり、増収増益だった。

 新経営方針(24~26年度)の初年度となる25年3月期連結業績は、前期比で売上高4.0%増、営業利益6.6%増を計画する。新経営方針では、27年3月期で売上高4200億円、調整後営業利益率11.0%を計画する。