2024.05.09 OKI、3月期連結は営業利益7.8倍 大型案件など寄与

 OKIの2024年3月期連結決算は、大幅な増収・黒字化となった。サプライチェーンによる生産影響からの回復およびエンタープライズソリューションの大型案件が寄与した。営業利益は、前期比678%増となったが、大型案件の物量増、価格転嫁を着実に実施したこともプラスした。

 セグメント別では、パブリックソリューションは、通信キャリア向け案件の減収はあったものの、道路、消防、防災および特機は引き続き堅調に推移。エンタープライズソリューションは、サプライチェーン影響の改善、大型案件により大幅増収。ハード/ソフトの売り上げ増、工事・保守の収益向上により増益。コンポーネントプロダクツは、IoTは調達改善によりプラス、プリンターは、海外の需要停滞による減収影響が大きく減益となった。EMSは、半導体市場や中国経済減速などにより減収減益。

 今期は増収減益を予想。