2024.05.09 ソフトバンク、3月期連結は3%増収・8%減益

 ソフトバンクの2024年3月期連結決算は、前期比2.9%増収となった一方、営業利益は前年にPayPay子会社化に伴う再測定益2948億円を計上した反動で同17.4%減、純利益も同8%減となった。この影響を除いた実質の営業利益は同14%増、純利益は同45%増だった。

 携帯電話を含むコンシューマ事業は同2%減収となったが営業利益は同7%の増益を達成。宮川潤一社長は「通信料値下げの影響からついにプラスに転じることができた」と成果を強調した。

 エンタープライズ事業はソリューションサービスなどが伸び同20%の増益、メディア・EC事業も同24%増益となった。ファイナンス事業はPayPay子会社化などで同64%増収となった。

 今期の通期業績は増収増益を見込み、特に生成AI(人工知能)への投資を拡大する方針。