2024.05.15 指月電機、3月期連結は3期連続売上高過去最高

 指月電機製作所の2024年3月期連結決算は、増収・営業増益。売上高は3期連続で過去最高を更新。産業機器用コンデンサー、電力・環境省エネ機器などが伸長。営業利益は価格転嫁の進展で増加。純利益は、特別損失の発生、みなし保有株式の売却益に対する課税負担増で減益となった。

 コンデンサ・モジュール事業は産業機器用コンデンサーがパワエレ市場を中心に好調に推移。一方、xEV用コンデンサーは客先の生産調整に伴い減収。電力機器システム事業は、環境省エネ市場の売り上げが好調に推移した。

 今期通期連結業績は減収増益を目指す。xEV用コンデンサーの受注減少傾向が継続し減収する一方、プロダクトミックスなど効果を織り込み増益を見込む。