2020.05.26 岩谷産業、液化水素供給体制の整備加速 燃料電池自動車向け需要増に備え
全国で最も利用車数が多いとされる「イワタニ水素ステーション芝公園」
プロパンガス最大手の岩谷産業では、燃料電池自動車(FCV)向けの需要が見込まれる液化水素の供給体制づくりを加速させている。4月に年間製造能力を2000万立方メートル増強。水素ステーションも既に全国で30カ所以上を整備し、今年度はさらに増やす計画だ。流通面で優位性がある「液化」戦略を採る同社は、将来の需要増への備えを急ぐ。
資源エネルギー庁は17年に策定した水素基本戦略で、30年の目標としてFCV80万台、燃料電池バス(FCバ... (つづく)