2024.07.01 M365の統合監視サービス提供開始 月額450円から利用可能 ウチダスペクトラム

サービス提供イメージ

 内田洋行グループでIT資産管理システムを手がけるウチダスペクトラム(東京都中央区)は1日から、「マイクロソフト365(M365)」環境を監視するセキュリティー支援機能を再構成し、新たな統合監視サービスとして提供を始める。新たに中堅中小企業向けのメニューを拡張。これまでは専門人員が24時間365日体制で監視していたが、夜間や休日は自動修復することでコストを抑え、1ユーザーから利用できるようにした。

 これまで提供してきたセキュリティー対策・運用業務を支援するマネージドセキュリティサービスを再構成し、新たに「ウチダスペクトラムのマネージドセキュリティサービス」の総称で提供する。同時にサービス範囲も拡張。大企業向けのM365「E5」と、高度な脅威検出や修復機能などを提供するエンドポイントセキュリティプラットフォーム「Microsoft Defender for Endpoint P2」が対象だったが、新たに中堅中小企業向けの「P1」を追加する。

 實本雅一社長は「セキュリティー対策まで投資が回らなかった中堅・中小企業にも導入しやすいよう1ライセンスから使えるようにした。日本のITを支えるサービスにしていきたい」と意気込む。

 さらにセキュリティーソリューションを総合的に提供するセグエセキュリティ(東京都中央区)と協力し、同社が運営する監視センターからシステムを見守る。これまでは、専門アナリストが交代で24時間365日体制の監視を行っていたが、平日夜間(午前9時~午後5時以外)と休日はシステムが自動で脅威を削除し封じ込める自動修復機能を導入し、コストを約半分に抑えた。

 利用料は1ユーザーあたり月額税別450円から。初年度はユーザー数5000人を目指す。