2020.06.05 【オーディオ総合特集】アキュフェーズプリアンプ「C-3900」

「C-3900」

 アキュフェーズは魅力あるオーディオ製品の拡充を進めており、4月のステレオ・フォノ・アンプを皮切りに、6月下旬にはディジタル・ヴォイシング・イコライザーを、7月中旬には創立50周年記念モデル第2弾となるプレシジョン・ステレオ・プリアンプを発売する。

 22年に創立50周年を迎える同社は、昨年から50周年記念モデルの発売を始めており、昨年は第1弾となる純A級プリメインアンプ「E-800」を発売した。

 7月に発売するプレシジョン・ステレオ・プリアンプ「C-3900」は記念モデル第2弾で、今までのプリアンプのノウハウ全てを受け継いだプリアンプ最上位モデルになる。

 同社は02年に独自のボリュームコントロール技術「AAVA」を開発し、その後AAVAを2回路平衡駆動にした「バランスドAAVA」を展開してきた。

 新製品ではこの技術をさらに進化させ、バランスドAAVAを2回路並列駆動にした「デュアル・バランスド・AAVA」を搭載。入力から出力まで全ての増幅回路を並列駆動し、システム全体で低雑音化した。

 さらに、電源部も大幅に強化したほか、回路も一新し、高純度な信号伝送を実現している。

 4月に発売したステレオ・フォノ・アンプ「C-47」は、MC型カートリッジ専用のバランス入力端子を搭載し、入力から出力までフルバランス構成を実現した。

 MC型とMM型の各カートリッジに応じて専用設計のバランス入出力構成のヘッドアンプを搭載。大きなゲインを割り当てることで最適化した回路構成にしている。

 「フォノイコライザーアンプの究極を目指して完成した」(同社)としており、高SN比、低ひずみ率、優れた周波数特性を持つ増幅器として理想的な性能を実現している。

 ディジタル・ヴォイシング・イコライザー「DG-68」は独自のデジタル信号処理技術によりペン一本で自在に周波数特性を整え快適な音場空間を創り出せる第5世代モデルとなる。SACDまで含めた多くのソースの理想的なデジタル処理ができる。