2024.07.25 ルネサス、1~6月連結は減収減益

 ルネサスエレクトロニクスの2024年12月期第2四半期(1~6月)連結決算は減収減益となった。産業用製品の需要調整が長引く。

 柴田英利社長は、オンライン説明会で工場自動化を含む産業用の需要調整が当初想定より長く深いとした。もともとコロナ禍で余計に買われた在庫の消化が終わればとの見通しがあったが需要自体が弱含んでいるのが正確な見方ではないかと語った。自動車向けは「堅調な中でも慎重」に見通しを修正した。

 1~9月期はNon-GAAP売上収益が前年同期比5.1~3.8%減、営業利益率は30.2%で同4.6ポイント低下を見込む。特に来年以降の成長速度を落とさないため研究開発は「歯を食い縛ってやってゆく」(柴田社長)。