2024.08.02 ミネベアミツミ、4~6月連結は営業益など最高

 ミネベアミツミの2025年3月期第1四半期(24年4~6月)連結決算は大幅な増収増益となり、売上高、営業利益ともに1Qとして過去最高を更新した。自動車やHDD向けなどの需要が堅調に推移した。1Qの営業利益率は5.6%。

 セグメント別売り上げは、プレシジョンテクノロジーズ事業は、主力のボールベアリングが自動車や航空機向けに増加したほか、ピボットアセンブリーもHDD向け需要が回復し、前年同期比30.8%増と大きく増加。モーター・ライティング&センシング事業も、HDD用スピンドルモーターの需要回復により、同12.9%増となった。セミコンダクタ&エレクトロニクス事業は、ミネベアパワーデバイスの経営統合に加えて、カメラ用アクチュエーターの光デバイス販売増により、同36.1%増となった。アクセスソリューションズ事業は、車載アンテナの需要増などにより、同10.7%増となった。

 同社は、1Qの業績上振れを踏まえ、通期連結業績予想を修正し、売り上げおよび営業利益、純利益を増額した。セグメント別売り上げは、全セグメントで増収を計画する。