2024.08.06 山一電機、4~6月連結は売上高・利益とも最高

 山一電機の2025年3月期第1四半期(24年4~6月)連結決算は、大幅な増収増益となった。好調な半導体市場にけん引され、売上高・利益ともに四半期で過去最高を更新した。今年度の上期および通期の連結業績予想の上方修正も発表した。

 セグメント別売上高は、テストソリューション(TS)事業はテスト用ソケットがスマートフォン向けで大きく増加したほか、バーンインソケットも自動車向けが好調に推移し、前年同期比183.7%増の98億6600万円。コネクタソリューション事業は産業機器市場の在庫調整の影響を受けたが、車載機器やデータセンター向けが堅調に推移し、同1.1%増の49億9900万円。

 修正後の通期連結業績予想は、売上高487億円(前回予想=460億円)、営業利益88億円(同75億円)、経常利益86億円(同72億円)、当期純利益60億円(同50億円)。