2024.08.08 ホビーパソコン名機「PC-8801mkⅡSR」 手のひら大に 来春めど3万円で発売 電波新聞社

手のひら大に再現した「PasocomMini PC-8801mkⅡSR」

プログラムリストがあれば実行することも可能プログラムリストがあれば実行することも可能

 電波新聞社マイコンソフト事業部は、1985年にNECが発売したホビーパソコン(PC)の名機「PC-8801mkⅡSR」を手のひらサイズで再現した「PasocomMini PC-8801mkⅡSR」を、2025年春ごろをめどに発売すると発表した。価格は税別3万円の予定。

 発売するPC-8801mkⅡSRは、ハル研究所が大切にしていた「愛でて、作って、実行して、遊べる」を継承し、実機を4分の1のサイズ(幅99.5×奥行85.7×高さ31.0ミリメートル)で再現した青島文化教材社製の精密なモデル。キーボードのカールケーブルには軟質素材を使用し、スタンドを差し替えることで縦置きにも対応する。ミニチュアフロッピーディスクは実物と同じように挿入や取り出しが可能だ。

 N88-BASICのVer.2.0を搭載。BASICコマンドのリファレンスをオーバーレイ表示で参照しながらプログラミングすることができる。

 PC-8801mkⅡSRとサウンドボードⅡ相当を再現したエミュレーターで、当時のプログラムリストがあれば入力して実行することができる。プログラムリストはテキストファイルのインポートに対応している。

 懐かしのマイコンソフトを10本以上収録予定で、メニューから選んですぐに遊ぶことが可能。SDカードスロットからソフトウェアも追加できる。

 電源端子はUSBタイプC。入出力端子はHDMIやUSB3.0(タイプA)、ヘッドフォン端子、マイクロSDカードスロットなどを備える。