電波新聞社の技術誌「電子工作マガジン」の前身「マイコンBASICマガジン」で編集長を務めた大橋太郎氏や読者らが集うイベントが18日に東京都内で開かれた。
　　
　「ALL ABOUT マイコンBASICマガジンⅢ」と題し、大田区民ホール・アプリコ(東京都大田区)を会場に約1300人の参加者を迎え、大橋氏ら関係者が1980年代の思い出を語った。

　特に雑誌とともに同氏がたずさわった、パソコンへのビデオゲーム移植の話題が笑いと拍手を呼んだ。また参加者を驚かせる趣向としてPC-8801を手乗りサイズで再現した製品「PasocomMini PC-8801 mkII SR」の新発売も明かされると、大きな歓声を引き起こした。

　イベントの席上、大橋氏は笑いとともに、昨年12月に75歳になったことを踏まえ、「好奇高励者（後期高齢者）になった」と話し、好奇心を忘れず今後も業界に貢献していく決意を示した。同時に、日本の科学技術、特にエレクトロニクスへ貢献する姿勢もあらためて示し、参加者からひときわ大きな拍手を受けた。