2024.08.09 住友ベークライト、EVバッテリー向け高耐火性フェノール樹脂成形材料を開発 

フラウンホーファー研究機構との共同プロジェクトによるComposite Battery Module

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 住友ベークライトは、EV(電気自動車)バッテリー向けに耐火性に優れるフェノール樹脂成形材料を開発した。

 EVのバッテリーは高容量化が進み、航続距離の延長や充電時間の短縮が可能になっているが、それに伴って、熱暴走という安全性の課題が浮上してきた。熱暴走は、バッテリー内部の温度が急上昇し制御不能となる状態を指すもので、最悪の場合、火災や爆発を引き起こす可能性がある。バッテリーの高容量化に伴い、万一バッテリーが熱暴走した際のリスク...  (つづく)