2024.08.09 日本CMK、4~6月連結は増収増益

 日本シイエムケイ(日本CMK)の2025年3月期第1四半期(24年4~6月)連結決算は増収増益だった。主力の車載分野は日系自動車メーカーの中国での販売不振や国内稼働停止の影響で受注が低調だが、注力分野の走行安全系向けの販売が前年同期比17%増と順調。為替も寄与し増収だった。

 受注低迷により生産工場の稼働率は低調だが、前期の部品不足からのサプライチェーンの混乱による低稼働から稼働率が向上し利益面に寄与した。

 セグメント別の売上高は日本が同3.0%増。国内自動車販売台数は減少したが為替の影響で販売が増えた。

 中国は同10.9%増。日系自動車メーカーは販売不振だが為替が寄与した。

 東南アジアは同32.9%増。走行安全系向け販売が順調で為替も寄与した。

 欧米は同4.1%減。欧州の自動車販売台数減少の影響を受けた。

 通期連結業績予想は据え置いた。