2024.08.14 北海道大学、タンパク質を超高感度で検出 生体センシング技術の進展に期待

 北海道大学の電子科学研究所(東北大学多元物質科学研究所兼務)の三友秀之准教授、居城邦治教授、大学院生命科学院博士後期課程の高天旭氏らのグループは、タンパク質を超高感度で検出する新技術を開発した。血液や唾液といった実際の体液などの試料から疾患や健康状態を調べるためのバイオマーカーを検出するシステムへの応用が期待される。

 ナノメートルサイズの金属構造体を利用して物質の化学構造に特有のシグナルであるラマン散乱を増強し、分子を同定す...  (つづく)