2024.08.29 自動運転の普及目指す NTT西日本とマクニカなど「次世代モビリティDAY 2024」開催

自動運転バスをバックに北村社長(左)と原社長

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「次世代モビリティDAY 2024」のもよう「次世代モビリティDAY 2024」のもよう

 NTT西日本とマクニカなどは29日、大阪市都島区のNTT西日本のオープンイノベーション施設「QUINTBRIDGE」で自動運転の普及をめざすイベント「次世代モビリティDAY 2024」を開催した。

 両社は昨年8月に次世代の地域交通システムで提携。また、今月には自動運転モビリティを手掛ける仏ナヴィアモビリティへの共同出資に関する契約を締結した。

 今回のイベントでは、まちづくりに関わる関係者に次世代モビリティの活用による課題解消と新たなにぎわい創出のきっかけを提供。会場では有識者による基調講演やパネルディスカッション、遠隔監視システムの展示など、さまざまなプログラムを用意した。

 会の冒頭で、開会あいさつ・オープニングセッションとしてNTT西日本の北村亮太社長、マクニカの原一将社長が登壇。提携から1年の取り組みの実績や、新たに見えてきた課題、共創のビジョンについて説明した。

 北村社長は「23年にマクニカと提携し11の自治体で自動運転の実証実験を開始している。ドライバー不足など課題解決に向けて取り組みが始まった。今回の共同出資で総合的に対応できるようになった。自動運転の社会実装を推進したい」と語った。

 原社長は「現在、当社が行う自動運転の支援実績は定常運行で6地域。また、遠隔モビリティ管理システムを開発している。スマートモビリティ分野をNTT西日本と共に作っていきたい」と述べた。

 会場外では自動運転EVバスの試乗会も開催。参加者は生成AIを搭載した最新機種を体感した。(9月2日の電波新聞/電波新聞デジタルで詳報します)