2024.09.04 【JASIS 2024特集】開催にあたって 日本分析機器工業会 足立正之会長

3つの新企画を立ち上げ

「Come Touch JASIS」 リアル展示意識

 最先端科学・分析システム&ソリューション展「JASIS 2024」を本日から6日まで幕張メッセにて開催いたします。隣接する東京ベイ幕張ホールでは、出展企業による新技術説明会を開催し、新製品・新技術情報などをお伝えします。

 今年も「Come Touch JASIS」を合言葉に、より一層リアル展示への意識を高め、三つの新企画「JASISコラボレーション」「JASIS School」「スタートアップコーナー」を立ち上げました。

 JASISコラボレーションは、JASIS主催団体が関連する協力団体と連携して実施する講演会・セミナーで、研究者や分析機器ユーザー、分析産業を担う方々などのネットワーク構築を目的とした企画となります。

 JASIS Schoolは人財育成に目を向け、学生、科学・分析業界の初心者の基礎レベル向上はもちろんのこと、既に科学・分析業界で働く方々にも改めて学べる場として企画されたセミナーです。

 スタートアップコーナーは、大学発ベンチャーなどのスタートアップ企業と既存の分析機器、科学機器産業の融合を目指したオープンイノベーションの場として新設する展示企画で、約10社が出展します。

 また、特別企画として初日には「早稲田大学×JAIMA 次世代研究人財育成に向けて」を実施します。これは社会で活躍する計測分析人材の育成や産学連携の推進などの幅広い相互協力を目的とした特別講演会です。早大と日本分析機器工業会(JAIMA)は2月、連携と協力に関する包括協定を締結しており、その記念行事となります。

 2日目にはもう一つの特別企画「JAIMA/日本生物工学会共働ピッチ・ネットワーキング」を開き、アカデミア、産業界、または異業種間でアライアンス可能なテーマを模索するためのショートプレゼンと交流会を実施します。

 継続企画「トピックスセミナー」「JASISスクエア」も内容が充実しています。

 トピックスセミナーは、食品、ライフサイエンス、ヘルスケアDX、量子、環境、LabDX、先端材料、DXの八つのテーマで業界が今注目している社会課題に伴うトピックスをテーマにしたセミナーを実施します。

 展示会場内のJASISスクエアでは、来場の皆さまが集い・交流する場の提供を目的にLabDX展示ゾーン、研究機関・学協会コーナー、インターナショナルオーガナイゼーションエリアを設置します。

 オンラインの「JASIS WebExpo」は一層のアクセス向上を目指し、今年からJASISオフィシャルサイトと統合しました。17年から8回目の開催となる今年は、過去最多の約200社の出展社情報が入手可能です。会期後の9月中旬からは、今年の人気講演・セミナー動画が加わり、10月31日まで視聴いただけます。

 JASIS2024は「さまざまな社会課題を最新の分析・計測・検査技術により解決することを目指す」という理念の下、多様な最新情報を発信するよう努めてまいります。幕張の展示会場にお越しいただきますよう、よろしくお願い申し上げます。