2024.09.06 商用車の急速充電―電解装置に似たメガワット充電システム リテルヒューズ

 米リテルヒューズは大容量バッテリーの商用電気自動車を急速充電するため、電気分解を用いて、液体冷却が不要な手法を提案する。同社のマーティン・シュルツ氏の寄稿を掲載する。

 数百kWhクラスの商用電気自動車には乗用車用のインフラと同様、運転手の昼休憩中に充電が完了できるような充電器が必要になるだろう。

 500kWhを30分足らずで供給するとなると1MWを超える電力が必要となる。

 現在の高出力充電規格の出力上限は2.2MWだが、将来は4.5MWまでアップグレードされる見込みだ。

 IGBTまたはSiC-MOSFETといった高速スイッチングデバイスをベースとした最近の乗用車用ソリューションは出力レベルの上限を350kWとしているが、単にこのアプローチをスケールアップするより、電気分解装置のような高出力直流システムで使用される接続形態や技術の方が良い選択肢になるだろう。

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