2024.09.26 【関西エレクトロニクス産業特集】TOA 内覧会で自動放送システムなどを提案

内覧会の様子

 TOAは、10、11の2日間、東京のベルサール神田で内覧会を開催。「未来の街に届けるネクストコミュニケーション」をテーマに、デジタル技術を活用した多様な情報伝達、空間演出のソリューションを訴求した。

 9月1日に創業90周年を迎えた同社。会場ロビーには90年の歩みを表現したパネルや、世界初の電気メガホンといった歴史商品を展示した。

 会場では交通、商業、学校、工場をイメージした四つのブースで、IoTセンサーやAIカメラ、スマートフォンなど、ネットワーク上に存在するさまざまなシステムと連携する自動放送システムを提案した。省人化や無人化への対応、業務の簡略化・効率化により、施設運営での人手不足の解消や安全性の向上に貢献する。

 これに遠隔地からカメラ映像で顔を見ながら会話ができるツールも活用すれば、施設利用者の利便性向上につながる。

 2日間で顧客や取引先を中心に約900人が訪れた。同時開催のセミナーでは、各ソリューションでも活用された「IPオーディオシリーズ」や現在開発中の新商品の構想を紹介。大阪・関西万博に向けた取り組みもアピールした。