2024.09.26 【関西エレクトロニクス産業特集】近畿電子部品卸商組合 活動を活性化、新規加入増に注力

6月に開催されたKEP定例総会の様子

 近畿電子部品卸商組合(KEP、江見佳之理事長=東亜無線電機社長)は設立60年以上。近畿地区の電子部品、制御機器流通業界の振興発展を図るため、賛助会員、国・県など各自治体、関連諸団体の協力を得て活動してきた。今後も賛助会員企業の事業活性化を目指して、脱会を減らし、新規加入を増やす活動に取り組む。

 江見理事長は2022年に就任した。コロナ禍だったが積極的な情報の共有や相互支援、業界の最新動向や技術情報の提供、共通の目標に向けた連携の機会を設けた。

 KEPの現在の課題は新規加入を増やすこと。課題を解決するためにも委員会の機能を明確にし、活動を活性化している。また、持続可能性に向けた総合的な取り組みやその発信も課題。セミナーや商談会などの発信、見学会など、会員企業にとって必要な情報や機会を積極的に提供している。

 今後は環境負荷を低減するための最新技術や持続可能なビジネスモデルの導入事例といった情報も提供していく。これにより、持続可能な経営に向けた具体的なアクションを取る一助となるよう努める。

 江見理事長は「今後も情報交換や異業種との交流を通じて市場に貢献したい」と語る。