パナソニックは、ドラム式洗濯乾燥機新製品NA-LX129DL／Rなど計7機種を今月から発売した。多くのユーザーが手間と感じている予洗いの手間をなくすため、花王と共同で開発した専用剤「極ラク汚れはがし」を使った「汚れはがしコース」を新搭載する（NA-LX113DL除く）。

　洗剤メーカーと初めて共同開発する洗濯コースで、頑固な皮脂汚れもしっかり落とせる衣類ケアの新しいスタンダードとして提案する。

　花王と約3年半をかけて共同開発した新洗濯コース〝汚れはがしコース〟は、従来予洗いが必要だった蓄積した皮脂汚れなどをラクに落とすことができる。

　まず、洗剤による洗い行程が始まる前に3タンク目にセットした洗濯用洗浄強化剤の極ラク汚れはがし（別売＝税込み1309円／パナソニック・花王両社で販売）を自動投入して汚れを変質させる。その後に1タンク目の液体洗剤を自動投入して衣類の繊維から汚れを引き剝がすことで洗浄力を飛躍的に高める。

　汚れはがしコースの運転時間は分け洗い（2キログラム・ワイシャツ10着相当）で59分となっている。

　極ラク汚れはがしを投入するタイミングなど、強化剤を最適なパフォーマンスで働かせるための独自の制御を工夫し、高い洗浄力につなげている。

　これにより、今までつけおき洗いや予洗いを必要と感じていたシャツの襟・袖口の皮脂、食べこぼしなどの頑固な汚れでも予洗いの手間を軽減できるようになった。

　また同社独自の開発で、温水スチームによりしわ・臭いをとることに加え、柔軟剤で好みに合わせた香り付けも可能とするコースを業界で初めて搭載する。アイロンがけの手間を減らしながら気分やアイテムに合わせて香り付けまでできるようにした。

　このほか「スマホで洗濯」がさらに進化し、ダウンロードできるコースに「お急ぎ2kg」を追加したほか、「天気くずれる通知」も追加した（NA-LX129DL／R・同LX127DL／R）。

　同社のヒートポンプ搭載ドラム式洗濯乾燥機は高い省エネ性能や、洗濯～乾燥までにかかる時間が短い点などが好評だ。

　また「洗剤」「柔軟剤」に加え、「おしゃれ着洗剤」や「酸素系液体漂白剤」を自動投入できる「トリプル自動投入」など、洗濯に関わる手間を省力化できる機能も評価され、満足度が高い。