2024.11.01 ノジマ、4~9月連結は初の経常利益200億円超
ノジマの2025年3月期第2四半期(24年4~9月)連結決算は家電、キャリア、インターネットの各事業ともに収益を拡大し、前年同期比9.8%増収、営業利益が同47.8%増、経常利益が同46.2%増、最終利益が同54.4%増と好調に推移した。経常利益は上期では初めて200億円を超えた。
事業別には、デジタル家電専門店運営事業は猛暑が続きエアコンなどの大物白物家電が伸び、売上高は同11.3%増と過去最高を更新。経常利益は同10.5%増だった。キャリアショップ運営事業は店舗運営の質向上に努めるとともにグループ化したコネクシオが改善。売上高は同5.6%増、経常利益は同291.8%増となり、収益ともに過去最高を更新した。
インターネット事業はブロードバンドサービスを伸ばしたほか、通販のセシールの在庫管理の見直しで収益が改善し同4.2%増収、経常利益は同21.1%増だった。海外は23年に買収したマレーシアのサンダーマッチテクノロジーが貢献し同27.9%増収で過去最高を更新。経常損益も黒字化した。金融は減収増益だった。
通期連結業績見通しは変更しない。1日の決算説明会で野島廣司社長は「上期は堅調だったが、第3四半期の社内構造改革の状況をみる必要があり予想は据え置いた」と述べた。