2024.11.08 NIMSの材料特性評価設備が完成 低温・高圧水素環境下、水素供給コスト低減に寄与

水素防爆の仕様を備えた水素環境材料実験棟

 物質・材料研究機構(NIMS)は、低温の水素環境下における材料の機械的特性を評価する試験設備を設置し、本格的な稼働に向けて運転を開始した。従来に比べて低温の水素環境下での材料試験領域を世界初の温度・圧力領域に拡大した。この設備を用いて、液化水素を含む低温水素ガス環境下での材料特性を明らかにすることにより、水素サプライチェーンの構築において安価な材料の利用が可能となり、機器の設備や運転のコスト、さらには水素供給コストの低減が期待される。

...  (つづく)