2024.11.25 【電波時評】次の100年、会社はどうなっていますか

 創業100年を迎えたあるメーカーの取材に同行した。聞き手が社長に「次の100年に向け、会社はどうあるべきか、どうなっているか」と問うと、社長はしばし沈黙し「ウチは時流に乗ってここまで来たからなあ…100年後も地球が残っていますかね」などと冗談めかした。

 無理もない。「時流に乗れた」のは社会の要請、ニーズに応えてきたという自負であるが、5年、10年後でさえ会社がどうなっているか、製品需要はどうか、予測するのは難しい。

...  (つづく)