2025.01.03 【電波時評】トレードオフをどう調和させるか
安くて壊れない、そして品質も高い--。日本は品質が高く壊れないモノづくりを強みにしてきた。半面で壊れない製品を作ったことがあだとなり、買い替えサイクルが伸び、需要が低迷するという悪循環に陥っているという声もある。
ある電機メーカー幹部が「日本は壊れない製品を作り過ぎ、新製品を定期的に販売する機会を失っているのではないか」と話していた。一定期間で故障し、買い替えが発生すれば定期的に新製品の販売につながる。新製品が定期的に売れれ... (つづく)