2025.01.26 みなとみらいで半導体技術を体験 家族連れでにぎわう
オリジナルのボードゲームを体験
横浜市みなとみらい地区で24~26日、「未来」をテーマにした技術を展示する都市型イベント「YOXO FESTIVAL」が開催されている。今年で3回目で、土日となる2、3日目は子供向けの体験型ワークショップなど幅広い層が楽しめる。半導体をテーマにしたブース「みらいテクノロジー工房」も今年初めて催され、9社と1大学が出展した。会場は家族連れでにぎわった。
みらいテクノロジー工房には旭化成エレクトロニクス、サムスン電子ジャパンといった横浜市近隣に拠点を持つ企業が出展。研究開発拠点が集積するという立地をアピール。後工程を中心に、実際の半導体製造工程の順序に従って各社の展示を回り、スタンプラリーを楽しめる。
イベントを共催した横浜市経済局の担当者は「小学校の理科の実験レベルで理解できる展示を用意してもらった。これをきっかけに、将来を担う人材につながればいい」と意気込む。
半導体材料メーカーであるレゾナック・ホールドディングスも出展。さまざまなモノにどういう半導体が使われているか学べるオリジナルのボードゲームや、半導体製造工程と同じ仕組みを利用する、光の照射で硬化する材料のUVレジンを使ったキーホルダーづくりなどを体験できる。同社のブースを担当した甲田直也氏は「今回は半導体に興味をもってもらう入り口として、仕組みを理解してもらうよりも体験を重視した」と語る。
市のイノベーションのための産官学連携の推進組織、横浜未来機構がイベントを主催した。