2025.03.11 【SMT/SMD特集】スミダコーポレーション 車載メタルインダクター、大電流アプリ向けなど拡充

車載用メタルインダクター

 スミダコーポレーションは、小型・低背のSMDパワーインダクターの製品ラインアップを拡充している。メタル系とフェライト系で用途に最適化した製品を展開する。

 同社は、車載メタルインダクターの製品ラインアップを大幅に拡充し、大電流アプリケーション向けの22ミリメートル角サイズ品を含む20点以上の新製品を市場投入。これにより、4ミリメートル角から22ミリメートル角までのラインアップが整備された。全製品AEC-Q200準拠。絶対最大電圧(端子間)70V、75V。動作温度範囲マイナス55~プラス150度。

 新製品の「CDSMシリーズ」は、低直流抵抗・低損失を実現。インダクタンス範囲100μH以上かつ低DCR。製品例としては、Max8.0×7.5×高さ5.4ミリメートルサイズの「CDSM70D52/T150」(インダクタンス1.5~100μH)、開発中のMax11.1×10.3×高さ5.4ミリメートルの「CDMC10D52/S150」(インダクタンス1.0~100μH)などがある。

 メタルタイプは、4/5/6ミリメートル角サイズ、大電流、低DCRの新製品を開発。動作温度はマイナス40~プラス125度。

 製品例は、「CDMT40D20」(Max4.3×4.3×高さ2.1ミリメートルサイズ、インダクタンス0.27~3.3μH)、「CDMT50D20」(Max5.45×5.45×高さ2.0ミリメートルサイズ、インダクタンス0.16~1.2μH)、「CDMT60D20」(Max6.55×6.55×高さ2.1ミリメートルサイズ、インダクタンス0.16~1.1μH)など。

 メタルタイプの大電流・低背タイプは、2ミリメートル角から17ミリメートル角品をラインアップ。動作温度範囲マイナス55~プラス125度。

 フェライトタイプは、大電流、低DCRで、Isat17A-125A品をラインアップ。メガヘルツスイッチング&ノイズフィルターに最適。