2025.04.05 蒲田駅西口に“サンライズビジョン” 新たなシンボルに
蒲田駅前の西口周辺にある商店街のアーケードに新設した大型ビジョン=東京都大田区
東京都大田区の蒲田西口商店街振興組合は5日、蒲田駅の西口駅前に新設した大型ビジョンの落成を記念する式典を開いた。「デジタルとリアルの融合」をテーマにした情報発信拠点として運用し、都最南端の繁華街として栄えた蒲田地域のさらなる活性化を目指す。
同組合が新たに設置したビジョンは、多彩な表現を実現できるデジタルサイネージ。設置場所は同駅西口の駅前にある商店街のアーケードで、1日に本格運用を始めた。
今回、それを記念する「蒲田西口サンライズビジョン落成式」が駅前広場で開催。平将明デジタル相ら関係者が駆け付け、ビジョンが蒲田の新たなシンボルとして船出することを祝った。
式典の冒頭のあいさつで、同組合の森田充浩理事長は「ファミリー層やインバウンド(訪日客)層を獲得していきたい」と、ビジョンが集客の呼び水となることに期待感を示した。
鈴木晶雅区長は「大変有効な情報ツールになる。ビジョンから地域情報を発信し、大田区の新たなランドマークになってほしい」と述べた。
平デジタル相は、デジタル技術で地域の魅力を発信する意義に触れ、「アナログの価値をデジタルで大きくする。多様な飲食店や物販などがある蒲田の良さをサイネージで活用してもらいたい」と述べた。
同組合は、都と区による「未来を創る商店街支援事業費補助金」を活用し、ビジョンを設けた。区が同組合と連携して行政情報を発信するほか、組合加盟店の紹介コンテンツも放映する。放映期間は3カ月間で1クール。
駅前には、サンライズ商店街とサンロード商店街があり、合計で約150店舗が軒を連ねる。ビジョンが設けられたのは、このうちサンライズ商店街のアーケードだ。50年ほど前に、同商店街に店を構えるパナソニック系三晃電機の2代目社長の北見修さんが、川崎重工業と協力して、ビジョンの設置に携わったという。
同組合の理事も務める三晃電機の金塚佑太社長は「蒲田の西口がワンステップ飛躍すればと思う。地域が発展しないと、人が来ないしシャッター通りになってしまう」と強調。今後も蒲田に愛情を注ぎながら、商店街振興の一助を担うことに意欲を示した。