2025.05.08 ケーズHD、3月期連結は営業利益16%増

 ケーズホールディングスの2025年3月期連結決算は、季節商品や理美容家電が好調で売上高が前期比2.7%増、営業利益が同16.3%増、経常利益が同12.9%増、最終利益が同29.1%増と好調に推移した。

 商品別には猛暑と寒波でエアコンや暖房器具などの季節商品が好調で同7.9%増となった。第2四半期以降はシェーバーやドライヤーなどの理美容家電をはじめ、オーブンレンジや炊飯器などの調理家電が好調に推移。いずれも前年を上回った。1~3月期は春の新生活で白物家電も好調に推移した。携帯電話は買い替えサイクルに入り好調に推移し同23.0%増となった。

 半面、テレビが同2.2%減となったほか、パソコン・情報機器が同2.9%減と苦戦した。冷蔵庫も同3.5%減だった。

 出退店は出店が8店、退店が8店で、25年3月末時点で直営552店、フランチャイズ4店となった。

 今期連結業績は売上高が同2.3%増、営業利益が同5.6%増、経常利益が同2.3%増、最終利益が同5.0%増の増収増益を見込む。パソコン、携帯電話、エアコンが業績をけん引していくとみている。