2025.05.22 透過量2倍のウイルス除去膜 東洋紡と大塚化学が共同開発、処理時間3分の1に短縮
東洋紡は、大塚化学とのアライアンス契約に基づく取り組みの成果として、バイオ医薬品の製造工程における精製プロセス向けウイルス除去膜を共同開発した。独自の製膜技術と大塚化学のポリマー技術によりウイルス除去膜の目詰まりを抑制することで、同社従来品と比べて単位時間当たりの医薬原液の透過量を約2倍に増やした。ウイルス除去工程での処理時間を3分の1以下に短縮でき、生産性の向上に貢献する。4月末、医薬品メーカーや研究機関などへサンプル提供を開始した。
... (つづく)