2025.06.11 【ルームエアコン特集】ダイキン工業 「うるさらX」Rシリーズ 「節電自動」モード新搭載

うるさらX25年モデル

 ダイキン工業は、省エネへのニーズが高まるなか、プレミアムモデル「うるさらX(Rシリーズ)」の提案に力を入れる。

 設定温度に到達した後、エアコン運転の多くを占める安定運転時の消費電力量を約2割減らすなど、快適と省エネ性を追求している。

 「うるさらX」2025年モデルでは、エアコンの安定運転時の省エネに着目。起動後に設定温度に到達すると消費電力を抑えた安定運転に移行し、エアコン運転時間全体の約8割を占める安定運転時の消費電力低減でさらに省エネ性を高めた。

 不快にならない室温変化による節電運転を行う「節電自動」モードを新たに搭載しており、安定運転時の消費電力低減を優先した考え方を取り入れ、圧縮機の動きを20%抑制する。節電自動で運転すると冷房、暖房ともに20%消費電力を低減できる。

 なお、心地よく過ごしたい時は快適性優先の「AI快適・節電運転」を選ぶこともできる。消費電力が気になる時は「節電自動運転」とし、シーンに合わせて二つの自動運転が選べるのも同社ならではの特長だ。

 さらに、27年度の新しい省エネ基準をクリアするため、7.1kW以上の大型タイプ向けに専用の圧縮機を開発。

 冷媒ガスの圧縮ロスを削減した高効率な構造と、従来よりも動力ロスが少ない高出力モーターを採用し、23~26畳相当で基準をクリアした。

 また、スマートフォンアプリ「Daikin Smart APP」を使用すると、スマホを使って外出先やエアコンが設置されていない部屋からでもエアコンの運転操作ができる。

 スマホの位置情報を示すGPSと運転設定を連動させる「おでかけ切り忘れ通知」と「おかえり運転」をアプリに新しく追加した。

 これら節電機能と以前からの湿度コントロール、換気機能により、快適な室内空気環境を提供する。