2025.07.23 キヤノンMJの1~6月連結 営業利益5%増

 キヤノンマーケティングジャパン(キヤノンMJ)の2025年12月期第2四半期(1~6月)連結決算は、売上高が前年同期比4.7%増の3338億円、営業利益が同5.0%増の273億円となった。製造業や金融業を中心に幅広い業種で、IT投資が活発に推移したこともあり、ITソリューションの売り上げが同6%増と好調だった。

 売り上げ増加に伴う売上総利益の増加により、営業利益、経常利益とも第2四半期として過去最高を更新した。

 セグメント別では、コンスーマの売上高は、交換レンズやITプロダクトが増加したものの、IJプリンターが減少したことなどにより、前年同期並み。営業利益は減益。

 エンタープライズは、ITソリューションが堅調に推移して増収増益。

 通期は、売上高前期比4.0%増の6800億円、営業利益同7.3%増の570億円を予想。営業利益は、エリアセグメントで収益性が高いITソリューションが好調に推移していることから、10億円上方修正した。