RYODENの2026年3月期第1四半期（25年4～6月期）連結決算は、売上高が前年同期比10・4％減の494億2200万円、営業利益が同13・4％減の8億7700万円、純利益は同16・5％増の10億400万円で、投資有価証券の売却益が影響した。

　工場自動化（FA）システムの売上高は同1・4％増の113億2900万円、営業利益は同69・8％減の8300万円。FA分野は省力・省人化システム需要で生成AI（人工知能）や建設関連は底堅いが米関税政策の影響で製造業の投資が停滞し全般に低調。戦略的技術人員投資も行った。

　エレクトロニクスの売上高は同20・7％減の275億4700万円、営業利益は同12・1％減の7億3800万円。国内で車載関連、データセンター、住設の需要は堅調だが、産業機器関連は需要低迷と顧客の在庫調整局面が続き低調。海外は民生関連でエアコン・OA機器向けが堅調。中国中心に産業機器関連、車載関連市場向けは低調だ。

　冷熱ビルシステムの売上高は同19・1％増の86億4800万円、営業利益は同2・5倍の4億3100万円。

　X－Tech（クロステック）の売上高は同4・6％減の18億9800万円、営業損益は800万円の赤字。

　通期予想は据え置いた。