ノジマが7月31日発表した2026年3月期第1四半期（25年4～6月）連結決算は、家電、キャリア事業が好調に推移し、売上高は前年同期比20.7％増の2281億7000万円、営業利益は同86.0％増の144億6800万円、経常利益は同85.6％増の160億2600万円、最終利益は同77.8％増の99億4600万円となった。

　経営指標として重視しているEBITDA（経常利益＋利息＋減価償却費＋のれん償却費－投資損益）は同45.5％増の224億2500万円で過去最高となった。

　事業別には、家電事業は買い替え促進キャンペーンなどを積極展開しエアコンなどが好調に推移。売上高は同12.8％増、経常利益は同57.2％増となり過去最高を更新した。キャリアショップ事業も好調で、売上高が同14.0％増収、経常利益は同3.7倍となり過去最高だった。メディア事業はマーケティング事業を手掛けるストリートホールディングスをグループ化し、売上高と経常利益ともに増加した。

　海外事業は売上高が過去最高となったほか、金融事業も増収経常利益増と堅調に推移した。1月にグループ化したVAIOは売上高158億8600万円、経常利益12億1600万円だった。

　好調な業績を受け、中間期と通期業績見通しを修正。通期は売り上げ300億円、営業利益60億円、経常利益60億円、最終利益50億円それぞれ上方修正した。