2025.08.05 山一電機の4~6月連結 減収減益

 山一電機の2026年3月期第1四半期(25年4~6月)連結決算は、売上高が前年同期比3.1%減の146億5000万円、営業利益同8.6%減の38億2000万円、経常利益同15.8%減の37億7800万円、純利益同12.4%減の27億8600万円となった。

 テスト用ソケットやCS(コネクタソリューション)事業が好調に推移したが、バーンインソケットの低調や為替影響などにより、減収減益となった。1Q業績に占める前年同期比での為替営業額は、売上高がマイナス9億1000万円、営業利益がマイナス5億2000万円。

 1Qの事業別売上高は、TS(テストソリューション)事業は前年同期比15.6%減の83億円。テスト用ソケットはスマートフォンやパソコン向けの販売が好調に推移し四半期ベースで過去最高を更新したが、バーンインソケットはメモリー半導体や自動車向けを中心としたロジック半導体の投資先送りの影響を受け総じて低調だった。

 CS事業は同18.3%増の59億円。通信機器市場向けが基幹系やデータセンター向けで好調に推移し、産業機器市場向けも微増となった。車載機器市場向けも新製品投入効果により堅調だった。

 通期の業績予想は据え置いた。