2025.08.14 【電波時評】固定電話は「光・モバイル」に段階移行へ

 NTTが2035年までに老朽化したメタル(銅線)回線による固定電話サービスを段階的に廃止し、光回線やモバイル通信を軸とした新たなサービスに移行する方針を明らかにした。銅線を使った固定電話は耐久性が高く維持管理のしやすさや、災害時でも通話が続けられるなど一定のメリットがあったが、維持コストや効率面で課題が大きく、機能転換を迫られた形だ。

 言うまでもなく、背景にあるのはライフスタイルや人口動態の変化だ。総務省の24年版情報通信白...  (つづく)