2025.08.12 大真空の4~6月連結 減収・赤字転落

 大真空の2026年3月期第1四半期(25年4~6月)連結決算は、売上高が前年同期比4.6%減の93億7600万円、営業利益同83.1%減の7000万円、純損益は4億3900万円の赤字(前年同期は3億7900万円の黒字)となった。

 売上高は車載分野が堅調に推移したが、通信分野がGPS/GNSS向けに需要が旺盛なTCXOマーケットで価格競争が激化し、産業分野は設備投資の低迷による調整が継続した。利益面は、台湾ドルの急騰により台湾子会社が減益となった。また、為替差損5億9000万円を営業外費用に計上した。

 日本は、車載、民生向けなどの販売が増加。北米は、産業、通信向けなどの販売が増加。欧州は、車載向けなどの販売が増加。中国は、通信向けなどの販売が減少。台湾は、通信、民生向けなどの販売減少。アジアは、車載、産業向けなどの販売が減少した。

 通期連結業績予想は前回発表した数値を据え置いた。