2025.08.25 【調理家電特集】パナソニック 炊飯器「ビストロ」 新製品を来月上旬に発売 AIの精度向上し甘み引き出す

可変圧力IHジャー炊飯器「ビストロ」の新製品X9Dシリーズ

 パナソニックは、今期に入り調理家電商品が好調に推移している。なかでも米不足、米価高騰などお米への関心が高まる近年、米の状態に合わせておいしく炊き上げる「ビストロ匠技AI」を搭載した可変圧力IHジャー炊飯器プレミアムモデル「ビストロ炊飯器」V/Wシリーズへの評価が高い。

 こうしたなか、同社では可変圧力IHジャー炊飯器「ビストロ」の新製品X9Dシリーズを9月上旬から発売する。

 独自圧力技術の急減圧とIH技術の高速交互対流による炊き技「Wおどり炊き」とビストロ匠技AIの制御技術により、新米も精米後時間が経過した状態の古米も甘みを引き出し、おいしいご飯に炊き上げる。

 新製品は、従来のセンサーに加えて「リアルタイム赤外線センサー」を新搭載しており、約9600通り(ビストロ炊飯ふつうコース 3合炊き)の中から最適な火加減・圧力加減を自動で調整して炊飯するビストロ匠技AIの精度が向上した。

 これにより、従来品(VBBシリーズ)よりさらにお米の状態に合わせたWおどり炊きの火力・圧力の制御が可能になり、従来品比で約8%甘みを引き出せる。

 また、精米から時間が経過した状態の古米は含水率が低下しているが、ビストロ匠技AIでお米の含水率を検知し、自動でWおどり炊きの炊き方を調整する。

 ビストロ匠技AIを使用しない場合に比べて約9%甘みを引き出し(23年産コシヒカリ使用)、ふっくら炊き上げる。

 「うるおいキープ保温」も搭載し、30時間たってもおいしく食べられる。保温中のご飯の残量を細かく検知し、適切に火加減を制御することで、乾燥と変色を抑える。

 また、スチームオーブンレンジ ビストロのフラッグシップモデル新製品NE-UBS10Dも6月から投入。「タイパ」「コスパ」が注目されるなかで、「冷凍食品」をおいしく仕上げられる機能をさらに進化させ、「おまかせ熱風フライ」を新たに搭載し好評だ。