2025.09.18 【冷蔵庫特集】パナソニック コンパクトBIGシリーズ、省スペース・大容量を実現

従来機と同じ設置スペースで大容量化を図ったNR-F55HY2

 パナソニックは、省スペース設置と大容量化を実現したコンパクトBIGシリーズ3タイプの提案に今期は力を入れている。ハイグレードモデルHYタイプは、断熱壁の薄型化や冷却関連部品の小型化、風路構造の最適化などによる新たな薄壁構造を採用。

 定格内容積551リットルのNR-F55HY2は従来品(2024年モデルNR-F53HX1)と同じ設置寸法で26リットルの大容量化を図った。特に冷凍室は14リットル(食品収納スペース目安9リットル)のアップを実現している。

 定格内容積501リットルのNR-F50HY2、450リットルのNR-F45HY2は、奥行きを650ミリメートルの薄型にすることで省スペースでの設置が可能となる。

 また冷凍室や野菜室の引き出しが100%全開できる「奥まで見えるフルオープン」は、従来品(F53HX1)より引き出し代を約50ミリメートル伸ばし、拡大した冷凍ケースの奥までしっかり目と手が届く設計にしている。

 さらに、冷凍室下段だけでなく上段にも食品を縦置きすることができる上段深型ケースを新採用する。

 省エネ性にも配慮し、庫内の食品が少ないときやドアの開け閉めが少ないときは、冷蔵庫が自動で省エネ運転する(AIエコナビ)。

 パナソニックの冷蔵庫アプリ「Live Pantry」を使えば、スマートフォンの位置情報と連携して、ドア開閉がない外出時には節電モードに移行する。

 コンパクトBIGシリーズは、省スペース&大容量フレンチドア(両開き)のEYタイプ(490リットル/542リットル)、省スペース&大容量片開きのRYタイプ(410リットル/450リットル)もそろえる。

 「野菜室が真ん中」モデルのCVタイプに搭載し、好評の冷蔵庫AI(人工知能)カメラも単品発売を始めた。

 冷蔵室、野菜室、冷凍室を開けるたびに自動で庫内を撮影し、野菜室の野菜を画像からAIが自動認識(野菜の形状が把握できる場合)し、食材管理をサポートする。