2025.10.02 天候連携とURL短縮機能を追加 MODE、主力IoTサービスを強化
「現場の天気は」といった自然な問いかけにもBizStackが即座に回答する
IoTプラットフォームを提供するMODEは、主力のクラウド型IoT基盤サービス「BizStack(ビズスタック)」の機能を拡充し、天候情報連携機能と動画URL短縮機能を新たに追加した。現場の業務判断を気象データと組み合わせて支援するとともに、映像情報の共有を容易にし、効率的な現場対応を可能にする。
BizStackは、センサーやカメラなどから収集したリアルタイムデータをもとに生成AI(人工知能)が自然言語で状況を報告し、対話形式で作業判断を支援するプラットフォーム。建設や製造、物流など、人手不足と業務の属人化が課題となる現場で導入が進んでいる。
新機能の天候情報連携では、1時間ごとの天気予報(最大72時間先)や10日先までの日別予報のほか、気象庁の警報・注意報などを取得し、対象現場の位置情報と自動でひも付けて表示できる。ユーザーが「あの現場の天気は」などと問いかけると、AIアシスタントが即座に回答する仕組みである。将来的には、工程表との照合により作業種別に応じた気象アラートを配信することも想定されている。
現場から共有されるカメラ映像のリンクについては、従来の長いURLに代わり、短縮URLを自動生成する機能を搭載した。現場での操作性が向上し、共有が容易になる。作業員はスマートフォンをワンタップするだけで映像を確認できるため、メールやチャットでの情報伝達速度と精度も向上する。
MODEは今回の機能強化を、天候と作業計画を結び付けたリスク予測や直感的な現場連携を実現する第一歩と位置付け、今後もBizStackのさらなる進化を進める方針。