2025.10.05 コイズミ照明、未来を視野に「光のあり方」探る内覧会を開催

Landscapeのブース。夜の景観が表現されている=東京都千代田区

快適な光環境を提案するライティングラボ東京快適な光環境を提案するライティングラボ東京

 照明器具メーカーのコイズミ照明(大阪市)は9月29日から10月3日までの5日間、同社の体験型施設「ライティングラボ東京」(東京都千代田区)で、店舗・施設向け新製品の内覧会「Beyond Lighting3」を開いた。3つのテーマと7つのストーリーに沿った展示を通じ、未来の光景とはどのようなものかを具体的に提案し、顧客が本当に求める光のあり方を探る。会期中は1500人以上が来場した。

 内覧会では、10月に発売する新製品の無線照明制御アプリ「waybee」を、「Restaurant」のブースで紹介。機器のグループ化やシーン、スケジュールの設定を、アプリで簡単に行うことができる。個別制御により、時間・用途・季節に合わせて細やかな照明演出も可能。設定したシーンを自動で再生できる「ダイナミックシーン」機能が特徴だ。

 さらに配線工事を削減するとともに、ノーコードアプリで初期投資も低減。設定変更や故障時のメンテナンスも容易にでき、工数と人件費、エンジニアリング費用の削減につながる。

 「Hotel」ブースでは、国際規格として認証を受けたデジタル照明制御専用の通信規格「DALI(ダリ)」と、PHILIPSの照明制御システム「Dynaliteシステム」を掛け合わせた展示を行った。空調と照明のきめ細やかな制御が両立可能なDynaliteシステムは、「在」「不在」など室内状況をさまざまな方法で判断し、状況に合わせたベストなバランスを実現する。

 エクステリアの空間を模した「Landscape」のブースも用意。薄暗い部屋に樹木や芝生とともに、足元の光を確保しながら、発光面の輝度を抑えることで周辺環境だけでなく遠景の光まで感じることができる「andon」や、圧倒的な配光の美しさと洗練されたスタイリングで昼夜の景観を彩るプロフェッショナル向け屋外用スポットライト「eX-Pro」などが並び、夜の景観を表現した。