2025.10.06 パナソニックEWが隅田川の橋をカラー演出 照明技術を駆使
パナソニックEWの演出で隅田川の夜を華やかに彩っている
パナソニック エレクトリックワークス(EW)社は、東京都内にあるJR総武緩行線浅草橋駅―両国駅間の隅田川橋梁(きょうりょう)でライトアップを行っている。橋を周りの景観と調和する電球色の落ち着いた光で演出し、隅田川の夜を華やかに彩っている。
ライトアップは9月29日から実施。カラー演出に必要な同社の照明器具が最適に配置され、橋を効果的に演出している。
採用した照明器具は、建造物を染め上げる小型フルカラー投光器「ダイナワン」で、72台納入。4色のLED(発光ダイオード) を組み合わせて豊富な色彩を実現でき、原色に白を混ぜた淡い中間色「パステル色」の光量や色再現分解能を高めた。色相や明るさは、LEDフルカラー投光器「ダイナセルファー用フード」で調整する。
点灯は、太陽が地平線に沈む瞬間を指す「日没後正時」のタイミングで実施。両国国技館で東西南北を守護する「四陣」をイメージし、水、白色、桃、青紫という4色を取り入れた。
ライトアップの演出について検討する際には、光のイメージを表現するシミュレーションソフトを用いて、遠景、中景、近景、電車からの目線といった観点から検証した。
さらに、シミュレーションソフトに球面VR(仮想現実)ディスプレーを組み合わせた半球状の投影装置「汐留サイバードーム」を使用。まちづくりや建築計画について検討する際に使用する装置で、設計者や施主などの関係者がその中に入って同じ映像を見ながら協議し合意形成を目指す。
ライティング事業部・エンジニアリングセンターの高島深志氏は「光を再現する際には多額のコストと時間がかかる。(光環境のシミュレーションソフト)ライトニングフローで高精度な照明設計を実現し、デザイナーの意図をすぐ形にできるようにした」と話す。
鉄道専用のアーチ形橋梁は全長96mで、1932年に建造。下流にある両国橋は3月にライトアップを始め、南側は東京スカイツリー(墨田区)がある。隅田川橋梁をライトアップすれば、北側からも橋梁の夜景が見え、道行く人の目を楽しませてくれる。
パナソニック エレクトリックワークス(EW)社は、東京都内にあるJR総武緩行線浅草橋駅―両国駅間の隅田川橋梁でライトアップを行った。橋を周りの景観と調和する電球色の落ち着いた光で演出し、隅田川の夜を華やかに彩っている。
ライトアップは9月29日から実施。カラー演出に必要な同社の照明器具が最適に配置され、橋を効果的に演出している。
採用した照明器具は、建造物を染め上げる小型フルカラー投光器「ダイナワン」で、72台納入。4色のLED(発光ダイオード) を組み合わせて豊富な色彩を実現でき、原色に白を混ぜた淡い中間色「パステル色」の光量や色再現分解能を高めた。色相や明るさは、LEDフルカラー投光器「ダイナセルファー用フード」で調整する。
点灯は、太陽が地平線に沈む瞬間を指す「日没後正時」のタイミングで実施。両国国技館で東西南北を守護する「四陣」をイメージし、水、白色、桃、青紫という4色を取り入れた。
ライトアップの演出について検討する際には、光のイメージを表現するシミュレーションソフトを用いて、遠景、中景、近景、電車からの目線といった観点から検証した。
さらに、シミュレーションソフトに球面VR(仮想現実)ディスプレーを組み合わせた半球状の投影装置「汐留サイバードーム」を使用。まちづくりや建築計画について検討する際に使用する装置で、設計者や施主などの関係者がその中に入って同じ映像を見ながら協議し合意形成を目指す。
ライティング事業部・エンジニアリングセンターの高島深志氏は「光を再現する際には多額のコストと時間がかかる。(光環境のシミュレーションソフト)ライトニングフローで高精度な照明設計を実現し、デザイナーの意図をすぐ形にできるようにした」と話す。
鉄道専用のアーチ形橋梁は全長96mで、1932年に建造。下流にある両国橋は3月にライトアップを始め、南側には東京スカイツリー(墨田区)がある。隅田川橋梁をライトアップすると、北側からも橋梁の夜景が見え、道行く人の目を楽しませてくれる。