ノジマが、「2026年度ノジマグループ内定式」をパシフィコ横浜（横浜市西区）で開催した。同社を始めグループ会社のコネクシオ、ITX、ITXコミュニケーションズ、アップビートの5社合同で、来年4月に入社予定の内定者約900人が参加した。

　1日に開催した内定式は、会場をインターネットで接続し、式のようすを遠隔で視聴できるようにした。内定者の親約80人が、わが子の晴れの姿を見守った。

　同社は、今年創業66年を迎えた。式には入社して53年目の野島廣司取締役兼代表執行役社長が登壇し、内定者に向けて祝辞を披露。「グループ全体で『従業員は全員家族だ』という意識で企業を運営している。実際に入社すると非常に温かい会社だと思ってもらえる」と激励した。

　野島社長は「従業員の皆さんに一番喜ばれる会社になることを目指している」と話し、従業員全員で行動することで会社の成長につなげる「全員経営理念」を紹介。内定者に向け、常に向上心を持って取り組んでいく重要性を強調した。

　内定者が抱える入社後の不安を取り除くための一例として、メンター制度も紹介した。同社は一対一のメンター制度を展開し、新入社員一人ひとりの成長をサポートしている。体調不良など店舗のメンターに話しづらい内容は、本部の窓口に相談できる本部メンター制度も展開する。

　野島社長は「来年の春に向かって準備を整え、夢を持って入社してほしい」と話し、日々の仕事の中で一緒に夢を作り上げていくことを呼びかけた。