2025.10.10 きんでん、現場で培った技術力競う競技会 2拠点で開催

課題に取り組む参加者を見守る上坂社長(中央)

 関西電力グループで設備工事を手がけるきんでんは、本店(大阪市北区)と東京本社(東京都千代田区)の2拠点で、技術・技能の向上を図ることを目的とした競技会「第61回設計積算競技会」を開催した。本店・東京本社・各支店・支社から若手技術系社員を中心に合計120人が参加。競技会中には土井義宏会長、上坂隆勇社長が本店内の会場を訪れ、参加者たちの競技に取り組む真剣な姿を見守った。

 同競技会は日常業務を通じて培った設計・積算に関する技術力を発揮し、さらなる向上を図るもの。競技部門は合計5部門。参加人数は電気設備設計部門が36人、電気設備積算部門が39人、計装部門が10人、空調管部門が20人、情報通信部門が15人。参加者の平均年齢は29.1歳。

 冒頭、競技会長の吉増憲二経営執行役員常務・技術本部長があいさつし「61年の長い歴史が、社員一人一人の技術力を高めてきた。日頃の現場管理と同様に題意をよく理解した上で、得点配分を念頭に置き、優先順位を決めて段取り良く競技を進めてもらいたい」と呼びかけた。

 競技会は午前9時から午後5時まで実施。近年の施設のトレンドを踏まえた課題に対し、各会場の参加者は終了時間まで精いっぱい取り組んだ。

 この競技の結果は、後日開催される審査会で各部門担当者による厳正な審査を実施。成績優秀者は来年1月末の同社幹部会席上で表彰する予定。