2025.10.21 「ジャパンモビリティショー」、最多517社・団体が出展 自工会が発表
日本自動車工業会(自工会、片山正則会長)は、モビリティーの最新技術や動向を紹介する「Japan Mobility Show 2025(ジャパンモビリティショー2025)」の詳細情報を発表した。過去最多となる計517社の企業・団体が参加。10年後の景色や生活を感じられる未来像を体験できるイベント「Tokyo Future Tour 2035」には178社・団体が出展する。
同展示会は30日から11月9日まで、東京ビッグサイト(東京都江東区)で開催する「豊かで夢のあるモビリティ社会の構築」を目指すイベント。「ワクワクする未来を、探しに行こう!」を開催コンセプトに実施。「モビリティ関連部門」も新設する。
メーンプログラムのTokyo Future Tour 2035は、オリジナルの未来を考えるツアープログラム。ブースでは空飛ぶモビリティーにより、空へとつながる新しい道や、海や宇宙へと活躍を広げるモビリティーの可能性を示す。未来の街並みで登場する数多くのモビリティーも展示する。
今回初めて実施する新たなシンボルプログラム「Mobility Culture Program(モビリティカルチャープログラム)」は、現在の多様なモビリティーの姿に至るまでの様々なモビリティカルチャーにフォーカスを当てる。歴史を刻んだ名車を「1970年代まで」「1980~90年代」「2000年代」という3エリアに分けて展示する。
スタートアップ企業や大学・研究機関を含め、延べ159社の企業・団体が参加する「Startup Future Factory(スタートアップフューチャーファクトリー)」では、さまざまなイベントを実施。スタートアップは、延べ129社の企業・団体が移動や環境、暮らしに関連する4つのカテゴリーごとに出展する。
セミナー「未来モビリティ会議」では、さまざまな領域で活躍する有識者をはじめ、自工会の正副会長、理事も登壇する予定。30日の「特別セッション」では、片山会長が登壇し「モビリティ社会の未来」について講演する。
モビリティショー委員会の貝原典也委員長は「参加企業数は過去最多。206社の企業や団体が、部門出展としてブースを展開する。未来モビリティ会議では正副会長7人による『クルマ愛』をテーマにしたクロストークを開催。自身の愛車やバイクを展示し、それぞれの哲学と情熱を語り合う」と語った。