大真空の2026年3月期第2四半期（25年4～9月）連結決算は、売上高が前年同期比0.8％増の195億9100万円、営業利益同59.5％減の1億7900万円、純利益3億2000万円の赤字（前期は4億9800万円の赤字）となった。車載分野が堅調に推移し売上高は微増。利益は為替影響などにより台湾子会社の減益の影響を受けた。 

　日本は車載や産業向けなどの販売が増加し増収。北米は産業向けなどの販売が増加し増収。欧州は車載向けなどの販売が増加し増収。中国は民生、車載向けの販売が増加し増収。台湾は民生、通信向けなどの販売減少、台湾ドルの高騰による為替影響を受けて減収。アジアは通信、産業向けなどの販売が減少し減収となった。 

　通期業績予想は、売上高は410億円から400億円に、営業利益は20億円から10億円に、経常利益10億円から5億円に、純利益5億円から3億円に下方修正。上期に生じたUSドルに対する台湾ドルの相場急騰や想定以上の材料費高騰によるコスト高の影響を受け予想を下回る見込み。