2025.11.13 大阪・関西万博の健康測定を常設サービス化 BIPROGYとJR西日本、博報堂が連携、27日から提供へ
BIPROGYとJR西日本、博報堂の3社で構成する「PHRコネクト共同企業体」は、大阪・関西万博の大阪ヘルスケアパビリオンで提供した「カラダ測定ポッド」を基盤とした新サービス「DotHealth カラダ測定サービス」を、今月27日から提供開始する。
同サービスは、万博で展示された身体測定機能を活用し、日常生活の延長で健康状態を把握できる環境を提供する。測定データを軸とした事業者向けサービスとして「研究計測サービス」や「ヘルスケアサロンプロモーション」も展開し、産学連携や店舗施策への応用も視野に入れる。
PHRコネクト共同企業体は、万博で生まれたヘルスケア体験を一過性のイベントに終わらせず、民間事業者による自立的な運営のもとで事業継続を図る。大阪パビリオンとは、「ミライのヘルスケア活動サポート事業業務委託」に関する契約を締結しており、万博レガシーとしてサービスを社会へ定着させたい考えだ。
今後は「DotHealth カラダ測定サービス」を大阪府内の鉄道駅にとどめず、全国のコンビニエンスストアや首都圏のオフィスビルなど、生活者の動線に沿った場所に展開。生活者のヘルスケア接点を増やすことで、負荷なく健康管理や予防行動が行える環境づくりを進める。
大阪・関西万博の大阪ヘルスケアパビリオンには累計553万人以上が来館し、「カラダ測定ポッド」で自身の健康状態を可視化する「リボーン体験」が話題となるなど、ヘルスケアへの関心が高かった。同共同企業体は、こうした関心を持続させる仕組みとして、全国展開を目指す。







