2025.11.28 イーソル、EdgeTech+2025でOTAソリューション披露 AUTOSAR準拠製品やFSE事例に関心集まる

イーソルの展示ブース

 イーソルは、パシフィコ横浜(横浜市西区)で11月21日まで開催された「EdgeTech+2025」に出展し、車載ソフトウェア領域に向けた最新ソリューションを披露した。同展示会内の特別企画「オートモーティブソフトウェアエキスポ」に出展し、高い信頼性と柔軟性を備えたAUTOSAR対応のOTA(Over-The-Air)ソリューションなどを紹介した。

 同社はリアルタイムOS(基本ソフト)を中心に、ソフトウエアプラットフォーム関連製品とエンジニアリングサービスを展開している。独自OS「eMCOS」はマルチカーネル技術を採用し、シングルコアからマルチコアプロセッサまで幅広く対応。開発ツールチェーンからプロセス設計までを統合的に提供する「Full Stack Engineering(FSE)」により、複雑化する車載ソフト開発を支援している。

 ブースでは、AUTOSAR準拠のソフトウエアプラットフォームとツール群「AUBIST」シリーズを披露。AUBISTはAUTOSAR Classic Platform準拠製品とAdaptive Platform準拠製品を揃え、両仕様に対応したOTAプラットフォームをパネル展示で訴求した。これにより、OEMやサプライヤが求める多様な要件に即応しつつ、開発期間短縮と信頼性向上を実現する。

 また、同社の独自OSやAUTOSARプラットフォーム、GUIアプリなどで構成した自動バレーパーキングシステムのデモ動画も上映。FSEによるカスタムプラットフォーム開発の一例として紹介し、来場者の関心を集めた。