2025.12.08 パナソニック野球部を26年シーズンで休部 経営改革の一環
パナソニックホールディングスは8日、「パナソニック野球部」を2026年のシーズン終了をもって休部すると発表した。グループ経営改革の一環。来年8月26日に始まる社会人野球日本選手権が最後の大会になりそうだ。
パナソニック野球部は、1950年に松下電器産業(当時)初の会社公認チームとして、軟式野球部を発足。52年に硬式野球部に改組され、全国大会で活躍してきた。都市対抗野球大会には57回出場し、60年に準優勝を果たした。社会人野球日本選手権大会には43回出場し、優勝2回、準優勝2回という実績を誇る。特に2000年の日本選手権では、悲願の初優勝を遂げた。08年10月1日の社名変更に伴い、「パナソニック野球部」に改称した。
同社の野球部は松下電器産業の時代から多くのプロ野球選手を輩出。加藤秀司や福本豊、山口高志、潮崎哲也、小池秀郎、建山義紀、久保康友の各氏がプロ野球界で活躍したOBだ。
一時の低迷から脱し、元気が戻ってきた感のある社会人野球。かつての野球部は、親会社の業績不振時に真っ先に整理の対象となる存在だったが、最近見直しの機運が出てきた矢先の休部となった。







