2026.01.01 【家電総合特集】東芝ライフスタイル マイディアグループ強みに、製品価値届ける開発を重視 白戸健嗣代表取締役社長執行役員
白戸代表取締役社長執行役員
当社はエアコン、冷蔵庫、洗濯機、オーブンレンジ、炊飯器、掃除機の6製品を主力として展開している。2025年は物価高騰などの影響で白物家電に販売意欲が向かわず、冷蔵庫や洗濯機は前年を下回った。エアコンは、省エネ基準が引き上げられる「2027年問題」や、補助金が出ていることもあり、伸ばすことができた。
プラスになった理由として、中国マイディアグループ(美的集団)との連携が挙げられる。日本の設計・開発には耐久性や安全性、小型化などで独自の技術がある。顧客が何を求めているのか寄り添って製品の中に盛り込んだのが、認めてもらえたように感じる。
25年は6月にエアコンのピークがきた。反対に従来ピークの7、8月は需要が低いなど構造も変化している。すぐに増産に取りかかれるわけではないため、需要の変動をしっかり読んでいかなければならない。海外から製品を持ってきているが、マイディアの規模を生かして変動に対応していく。
26年は日本市場で東芝ブランドを引き上げていきたい。やっと他社と肩を並べられるようになってきたと思っているため、そのポジションを確保していく。
価値ある製品をどうやって顧客に届けるかが重要で、グループの力を活用し、東芝だけではできなかった細かい部分も提供することで、使い方を含めて評価をしてもらう。例えば25年は、俳優の反町隆史さんを起用したコマーシャル(CM)で縦型洗濯機を紹介した。投入口を低くし、手前部分を下げて出し入れしやすいことなどを紹介した。昨年はグッドデザイン賞を7件受賞でき、東芝のデザインのアイデンティティーも築けた。
エアコンでは、新しい省エネ基準への対応で価格が高くなる。スタンダードモデルなど購入しやすいラインアップをそろえることも重視していく。購入してもらうには、値段を含めた性能や使い勝手などで判断されるため、理解してもらえるような製品をこれからも展開していく。
奇抜なものではなく、今まで取り組んできた基本的な機能や性能を大事にした製品をこれからも提供していく。顧客が必要としているものが何かを中心に考え、26年も事業を成長させていきたい。








